九谷焼きの上絵付けを体験

タイルの上絵付け

石川県は日本六古窯のひとつ九谷焼きのふるさとでもあります。
九谷焼きの上絵付けは、まず「骨書き」と言いまして能登呉須(のとごす)という黒色の絵の具で輪郭を線描きしたのち「九谷五彩」(赤・黄・緑・紫・紺青)と呼ばれる絵の具で彩色していくのが一般的です。
私は成形作業を担当しておりまして、彩色は専門のスタッフがいますのでふだんは彩色をすることはありませんが、先日窯入れ直前に、焼成実験に使うタイルに九谷焼きの絵の具で落書きをしてみました。
何を描こうかと考えながら描いていたら、ネコなのかライオンなのかよくわからない動物になってしまいましたし、「九谷五彩」のうちの赤と黄の2色しか使っていません。
とても上絵付けとは言えないのですがとりあえず焼きあがりました。

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