表札物語(1)「表札は鼻」

私たちの工房で作っている製品の中で重要な位置をしめるものに、焼き物の表札があります。 よく「玄関は住まいの顔」だと言われます。それでは玄関にある表札は、顔のどの部分にあたるのでしょうか? 私は「鼻」ではないかと思っています。住んでいる人の息…

陶板のある風景

右の写真は、私たちが住んでいる石川県の玄関口、JR金沢駅の東口のバスターミナルにある人工の泉です。 なだらかな曲面に色とりどりの陶板が貼ってあります。 ちょうど人が腰をかけるのによい高さで、ベンチ代わりに腰をおろして休憩している人がいること…

はじめまして

はじめまして、 スタッフのひとり、吉岡です。 どうかよろしくお願いいたします。 主に工房で成形作業を担当しています。 これからも時々、この「陶板通信」に仕事に関係あること、 ないこと、取り混ぜて書き込んでいきたいと思います。 気楽に書いていきま…

千の風になって 

『千の風になって』のエピソードでこんなことがありました。高校時代の同級生の奥様が急逝しました。 その訃報を葬儀後に知り、翌朝ご自宅に焼香させてもらいに伺ったときのことです。 お寺さんの仏前での読経も済み、ご遺族の方へ振り返りお話を始められま…

白山窯 陶板通信 お知らせ

白山窯 陶板通信のお知らせです。 これから陶板通信は私 川田裕康と 川田美術陶板のスタッフ 吉岡保夫の二人でお届けしてまいります。 それぞれの切り口で陶板にまつわるあれこれ、或いはぜんぜん関係ない話題が出てくるかと思います。 ただ共通するのは、陶…

陶板 『千の風になって』 完成いたしました

千の風になっての陶板が完成しました。 販売開始します。日本語訳詩・英文詩それぞれ受注生産いたしております。 千の風色を焼き物で表現しました。 『トルコ青色釉象嵌葉色織部釉暈し吹付陶板 20センチ×15センチ』 陶板専門店川田美術陶板では陶製看板、九…

試作品ができました

試作中の焼き上がりです。 色がしつこかったかな。 風色の綺麗な陶板のイメージを絵に描いてみて、うん これだ。 と思って、いざ焼きあがったら、色がくどかったですね。 まだまだ、修行が足りませんね。 吹き渡る風の色を表現した陶板が、2月中旬には発表で…

千の風になって との出会い  陶板が出来るまで

千の風になって との出会い 平成15年のクリスマスの日が父のお葬式の日でした。 その二ヶ月ほど前までは仕事に旅行にと元気だったのですが。 病気による急逝でした。76歳でした。 年が明けて、しばらくしてのことでした。 私の二人の子供たちが大変お世話に…